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  • 羽田エリアに外資系ホテル「メルキュール東京羽田エアポート」が開業

  • 2023/11/29 23:00 公開  舌肥
  • 2023年11月26日、羽田空港から15分圏内の場所に「メルキュール東京羽田エアポート」が開業した。ホテル・リゾートを展開するフランス・パリ拠点の「アコー」が手がけたメルキュールブランドの国内9軒目のホテルで、京浜急行「大鳥居」駅より徒歩4分、羽田空港から車で10分の場所に位置する。そんな「メルキュール東京羽田エアポート」を紹介しよう。

    デザインのコンセプトは「TOKYO ECLECTIC」

    過去と未来の東京の文化を織り込み、独創的なデザインが特徴。

    エントランスに入り、目に飛び込んでくるのが、いくつもの日本伝統の工芸品。吹き抜けになっており、2階エリアまで工芸品がズラッと並び、フォトジェニックなスペースで、思わず写真を撮りたくなる空間だ。

    魅力的なロビーエリア

    ロビーエリアは、ヨーロピアン調の華やかなデザイン。滞在への期待が感じられる。

    シックなデザインのフロントもまたお洒落。ディスプレイされている茶器が日本らしさを演出してくれる。

    ロビーにあるソファーは思わず目を引いてしまうデザインが特徴で、ゆったりと寛げる広さ。チェックインの待ち時間も居心地よく過ごせそう。

    レジデンシャル感のある客室

    客室フロアは、2〜11階。客室は363室で、タイプは下記の4種類。

    ・スーペリアキング 23.8平米 159室
    ・スーペリアツイン 24.5平米 128室
    ・プリビレッジキング 23.8平米 42室
    ・プリビレッジツイン 24.5平米 34室

    客室のカードキーは、木のタイプ。

    客室フロアの廊下は、空港をイメージしているとのこと。客室横の照明も空港の要素を取り入れたとのこと。
    まずは、スーペリアキングとスーペリアツインを紹介しよう。

    羽田エリアのホテルは、ほとんどがツインタイプのみだが、メルキュール東京羽田エアポートはキングサイズのベッドが導入されている。広々と休めるので、旅の疲れもしっかりと取れそうだ。

    正面にはソファーと窓があり、テーブルは、小さすぎないちょうどいいサイズ感。

    ベッドは全室シモンズ製を使用。ベッドボード上のオブジェは、羽田空港の地図が描かれている。テレビは動画サービスに対応。お持ちのアカウントからログインすれば、映像を楽しむことも。

    洗面台は、スッキリした使い勝手のいい造り。アメニティは、歯磨きセット・コーム・シャワーキャップ・髭剃り・綿棒・コットンがある。トイレは洗面台の横に。バスルームはバスタブとシャワーブースの2種類。

    コップとマグカップ、コーヒーと紅茶が用意されており、ミネラルウォーターはサステナブルに配慮した瓶タイプ。

    ユニバーサル用の客室もあり、車椅子が十分に通れるよう広めの大きさ。ベッドボードの上には、羽田空港の地図をモチーフとしたオブジェが飾られている。

    ウェットエリアもユニバーサル仕様になっている。

    続いては、プリビレッジタイプのお部屋を紹介しよう。
    高層フロアにあるプリビレッジタイプは、フロアのカラーが変わる。

    高層階で、客室からは大師橋がよく見えるロケーション。客室は寒色系。椅子とテーブルはスタイリッシュなデザイン。

    プリビレッジタイプの冷蔵庫の中にはドリンクが。ソフトドリンクはフリーで、アルコールは有料。

    洗面台もスーペリアとは異なった、和のデザイン。

    お茶屋がモチーフのレストラン&バー

    フロントの反対側には、レストラン&バーがある。円形のバーカウンターは、アイコニックなデザインでふらりと立ち寄りたくなる場所。バーカウンター上部には、日本の伝統的な模様があしらわれており黄金色のライティングがキラリ。

    こちらの長テーブルも電源付き。バーカウンターから少し離れているので、落ち着いて作業ができそうです。

    バーエリアの奥にはレストランがあり、座席数は100席。お茶屋をモチーフとしており、朝食と夕食を楽しめる。
    シグネチャーメニューの「パテドカンパーニュ」とステーキとフライドポテトを盛り合わせた「ステックフリット」はぜひ食べておきたい料理だ。

    朝食はビュッフェ形式(6:00〜10:00)。季節の食材を使ったラインナップが並ぶ。

    遊び心のある2階エリア

    2階には、ラウンジ・クルーラウンジ・会議室・フィットネスルーム・シャワーブースがある。

    ラウンジは、24時間宿泊者が寛げるエリア。映画のような世界観があるソファーに目がとまる。

    特におすすめなのが、窓側にある1人用のソファー。半分ほど覆われている造りなので、プライベート空間を保ちながら過ごすことができる。

    会議室は、17〜53平米までの3タイプがあり、小規模の会議室が2室と大人数が利用できる会議室が1室。

    小規模の会議室の前には、サブカルチャー要素が取り入れられ、電化製品のオブジェが飾られている。飾られているオブジェはもちろんすべて本物。かつてこの場所には、セガ本社ビルがあったということもありセガサターンも飾られている。

    フィットネスは、宿泊者であれば無料で利用可能。有酸素運動やウェイトトレーニング用の器具を用意。タオルとヨガマットの用意もある。

    シャワールームは、24時間利用可能(30分1,100円)。24時間利用できるので、チェックイン前も使えるのが嬉しいところ。
    女性用はドアタイプ。男性用はカーテンタイプ。

    バス乗り場と駐車場がある1階外エリア

    1階のフロント横から、専用リムジンバス乗り場・駐車場・喫煙所に通じる通路がある。駐車場は平置きで47台分のスペース。羽田エリアで多くの車を駐車できるホテルは珍しい。

    専用リムジンバスは、始発は4:00(第3ターミナル行)、最終便は25:10(第3ターミナル発)で運行。

    羽田空港からほど近い場所にオープンした「メルキュール東京羽田エアポート」。飛行機利用の前後はもちろん、飛行機利用の予定がなくても訪れたくなる好奇心が刺激されるホテル。羽田エリアに誕生した新たな注目ホテルとなるのではないだろうか。

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