Avia Solution GroupがSkytrans Airlinesの買収を完了し、全世界での航空運送事業許可を12に拡大

ダブリン, 2024年3月11日 /PRNewswire/ -- 199機の航空機を保有する、世界最大のACMI（航空機、乗務員、整備、保険）プロバイダーであるAvia Solutions Group（アビア・ソリューションズ・グループ）は、オーストラリアの航空会社であるSkytrans（スカイトランス）の買収を完了しました。同航空会社は13機のリージョナル航空機を保有し、定期公共輸送（RPT）とチャーター便の運航を専門としています。

Skytransを買収したことで、Avia Solutions Groupはオーストラリアの航空運送事業許可（AOC）を取得し、旅客便と貨物便の運航に道を開くことになります。こうした動きにより、同グループはオーストラリアの収益性の高い航空市場にアクセスできるようになります。2023年のAustralian Aviation Networkレビューが発表の予測によると、同国の航空市場は2024年に、新型コロナウイルス感染症前の水準を上回る見込みです。

こうした進展は、Avia Solutions Groupのアジア太平洋地域における成長戦略の一環です。同地域での拡大は、欧州とは反対の季節にあたる地域間の運航に航空機を転用し、欧州での季節的需要の減少をカバーするという有効な方法になります。今回のAOC取得により、同グループが保有する航空運送事業許可の総数は12件になりました。

Avia Solutions GroupのJonas Janukenas最高経営責任者（CEO）は「今回の買収は私たちの大きな戦略の一環であり、アジア太平洋地域およびさらに遠方の新たな成長市場へのアクセスを提供しつつ、季節による影響を抑えることを目的としています。私たちは今年末までに、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシアといった国々をしっかりと視野に入れ、さらに7つの航空会社を設立、あるいは買収することを目指しています」と述べました。

Skytransのマネジングディレクターに新たに就任したGytis Gumuliauskas氏によると、同社の現在の活動は継続するものの、その主な目標はACMIとウェットリース業務を幅広く展開することとし、以下のように述べました：

「旅客事業は当社の注力分野ですが、当社は2024年以降、貨物事業の開拓・開発も積極的に行っていきます。こうした目標を達成するため、当社は旅客用としてA319型機を、貨物輸送用としてA321F型機を導入し、機材編成を拡大する予定です」

アイルランドに本拠を置くAvia Solutions Groupは、SmartLynx Airlines、Avion Express、AirExplore、KlasJet、Magma Aviationなどの親会社であり、世界中で事業を展開しています。同グループはMRO（整備・補修・オーバーホール）サービスの世界的大手プロバイダーであるFL Technicsを傘下に持ち、世界各地に100カ所のライン整備ステーションを、リトアニア、インドネシア、英国には整備用格納庫を持っています。さらに、Avia Solutions Groupは最大の独立系パイロット訓練機関であるBAA Trainingも運営しています。同機関はスペイン、フランス、リトアニア、ベトナムに訓練校を展開しています。

▽Avia Solutions Groupについて

世界最大のACMI（航空機、乗務員、整備、保険）プロバイダーであるAvia Solutions Groupは199機の航空機を運航し、SmartLynx Airlines、Avion Express、Bluebird Nordic、BBN Indonesia Airlines、KlasJetなど100社以上の子会社の親会社です。また、同グループはMRO（整備、補修、オーバーホール）、パイロットと乗務員の訓練、地上ハンドリング、様々な関連サービスなどの多彩な航空サービスも提供しています。高度なスキルを持つ1万1700人の航空専門家が同グループをサポートしています。

より詳しい情報はwww.aviasg.comをご覧ください

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