【三亜(中国)2023年12月13日PR Newswire】2023年China Tourism Group Development Forumは12月11-12日、上海で開催されました。中国の海南島南端にある人気観光地の三亜は、China Tourism Academy(中国旅游研究院、CTA)から観光開発の先駆的・革新的モデルと認められ、2023年の中国の観光起業・イノベーション模範に選定されました。
2008年創設のCTAは、観光業界の政策展開と国際交流推進で最前線に立ち、観光起業・イノベーションの模範事例を収集するのに役立ってきました。三亜がモデルになったことは、革新的アプローチを採用しようとしている他の観光地の案内役を意味しています。
三亜は観光を世界的に振興するため、2020年にSanya Tourism Promotion Board(三亜観光宣伝局)を創設しました。国内唯一の観光地マーケティングとプロモーションの組織です。2023年、組織は市場主導型で専門化され、国際化された制度的メカニズムを活用してSanya Tourism Boardに進化しました。その移行は、市場調査、ビジネス会議、授賞式、フェスティバル、メディア情報、ルート開発、観光客拡大などを通じて、三亜観光を革新的に開発する新たな機会を探ることが狙いでした。
Sanya Tourism Boardは創設以来、三亜経済区内の宿泊施設、ダイニング、交通、アトラクション、免税店、クルーズ業界など旅行関連企業と協力してきました。一方、世界各観光地の中で競争力を維持するため、専門的なマーケティングシステムの構築に集中し、コアコンピタンス(得意分野)を継続的に強化してきました。これには市場調査に観光データプラットフォームを利用することが含まれ、特定顧客グループのターゲットマーケティング戦略構築、インバウンド観光市場を成長させる機会の把握に役立っています。企業と密接に結び付いて積極的に協力することによって、Sanya Tourism Boardは三亜観光業界の質の高い発展に大きく寄与しています。
2020年のデータ分析と市場調査は、顧客層の若年化への顕著な変化を明らかにしました。この年齢層に対応するため、三亜はグループの旅行の興味や消費者の好みに焦点を当てたターゲットマーケティングのキャンペーン「Wonderland Sanya(ワンダーランド三亜)」に着手しました。このキャンペーンは三亜の多様なアトラクションを探求する大勢の若年観光客を引き付けることに成功しました。三亜はまた、地元観光企業と提携してSanya Tourism Festival、音楽祭、コンサート、美術展、文化・創造ウイーク、コーヒーフェス、ダイビングフェス、ファミリーシーズンなどの斬新なイベントを開催しました。これらのイベントは市独自の特徴を紹介したほか、観光客の支出も刺激しました。
Albert Yip, the Director General of Sanya Tourism Board
さらに、Sanya Tourism Boardは創設時から国際的視野と海外勤務経験のある優秀な人材を採用してきました。海南自由貿易港で初めて海外から採用された経営トップAlbert Yip氏が率いるチームは、メンバーの半数以上が海外留学または就労の経験があり、英語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、韓国語などに堪能です。このような高レベルのチームによって、三亜はインバウンド観光を促進するため、国際ルートの助成、大手旅行会社との提携、国際メディアを通じた世界的可視性の向上という3つの戦略を効果的に採用しています。この手法は三亜のグローバルプレゼンスを高め、世界中からますます多くの観光客を引き付けています。
CTAによる2023年の起業・イノベーションの中国モデル選定は、三亜の実績を認めるだけでなく、中国観光の未来の風景を形成する同市の極めて重要な役割も強調しています。このような認定は、市場志向のコラボレーション、専門的マーケティング、国際チーム結成の取り組みの証しになります。Sanya Tourism Boardの献身は三亜の認知度を高めるばかりか、全国的な持続可能で革新的な観光開発の基準も設定しています。