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  • ホテルが仕掛ける”森のSDGs教室「森林の楽校」”  窯焼きピザと竹細工で学ぶ持続可能な未来

  • 2024/10/08 23:10 公開  BUSINESS NEWS CENTER 365
  • 2024年10月5日(土)、株式会社チョイスホテルズジャパンは東京都奥多摩町にてSDGs型体験イベント「森林の楽校(もりのがっこう)」を開催した。コンフォートホテルの公式Webサイトにある会員制度「Choice Guest Club」の会員を対象とし、450名の応募者の中から、今回は8組計18名が参加した。

    「森林の楽校」は、荒れた森の再生に取り組む認定NPO法人「JUON(樹恩)NETWORK」が実施する、森林や環境問題について学べる体験プログラムである。大人から子どもまでSDGsを楽しく学べる森づくり体験や、自然散策、地元の方々との交流を通じて、支援活動に参加できる仕組みを提供することを目的としている。

    株式会社チョイスホテルズジャパンの取締役・杉浦誠氏は「宿泊いただいたお客様からお支払いいただいた代金の0.5%相当額を、毎年社会貢献活動を行っている三つの団体に寄付させていただいています。そのうちの一つが、今回この企画を運営しているNPO団体さん。会員様に実際に参加していただき、寄付先のボランティア団体さんがどのような活動をしているのかを一緒に体験していただきたいという思いで、この取り組みを継続している」と開催の経緯を説明した。

    その後、農業体験ができる「おくたま海沢ふれあい農園」でのピザづくり体験が行われた。参加者は自ら生地を成形し、トッピングしたピザを大きな窯で焼き上げた。

    子どもたちが自分で焼き上げたピザを嬉しそうに見つめる姿が印象的であった。ピザはパリパリのクリスピー生地に、新鮮なトマトやハムがトッピングされており、チーズとの相性も抜群で非常に美味であった。

    続いて、竹の間伐および竹細工体験が行われた。参加者は竹林に入り、竹を伐採し、それをコップや箸に加工する体験を行った。間伐は3つのチームに分かれて行われ、竹を倒す担当と切り込みを入れる担当に分かれて作業が進められた。

    竹細工体験では、黙々と竹を割る作業と、真剣な表情で竹を加工する参加者の姿があった。

    さらに、コンフォートホテルの朝食メニューであるパンケーキの先行試食会も実施された。パンケーキは専用の機械で自分で焼き上げるシステムで、宿泊者は焼きたてのふわふわパンケーキを楽しむことができる。今回のイベントでは、メープルシロップに加え、地元で採れた新鮮な「いちご」や「すもも」らを使用したジャムも提供され、多くの子どもたちが何度もおかわりをしていた。

    最後に主催者による閉会の挨拶が行われた。「JUON(樹恩)NETWORK」事務局長の鹿住貴之氏は「石油はおよそ40年でなくなると言われているが、竹などの自然素材は育てれば使い続けることができる。こうした取り組みがSDGs、持続可能な開発目標に繋がるものであり、皆さんにもできるだけ自然素材を使った生活を心がけてほしい」と語り、イベントは閉幕した。

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