みずほ銀行は、12月8日に「~女性視点で新NISAを考えてみる~ママ系・女性メディア系メディアラウンドテーブル」を都内で開催した。同行の個人業務部推進チームでライフプランアドバイザーインストラクターの平田葉奈子氏と、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏が登壇。2024年1月から始まる新NISAについて、現行のNISAとの違いを解説。そして、ライフイベントでの変化が激しいという女性視点から、どのような運用がオススメかシミュレーションを行った。
みずほ銀行には600名のライフプランアドバイザーが在籍
オープニングでは、みずほ銀行個人業務部推進チームで次長である佐々木祥二朗氏が登壇。「新NISAに興味を持つ女性は多いが、その半数が“投資の足踏みループ”に陥っている」と世の中の現状を語った。
同行には600名のライフプランアドバイザーが在籍しており、その投資の足踏みループを解消するためにも、窓口で相談対応ができることを紹介。また対面だけではなく、コールセンターやデジタルでも対応が相談可能であると、同行が行う取り組みを話し、もっと気軽に相談に来てほしいと呼びかけた。
新NISAの最大のポイントは「制度期限の撤廃」と「非課税保有期間の無期限化」
「いまさら聞けない新NISA講座」のプログラムでは、風呂内氏と平田氏が登壇。風呂内氏が改めてNISAとはどのような制度であるかを説明した。風呂内氏は、お金をすべて同じ場所に置いておくことのリスクを伝え、一部でも投資をすることの必要性を説いた。そして、現行のNISAと新NISAを比較し、新NISAで変わる6点のポイントを解説。その中でも「制度期限が撤廃」「非課税保有期間の無期限化」が特に大きな変化で、大きなメリットであることを念押しした。
若い人ほど不安を感じ足踏み状態!ライフプランアドバイザーの活用を呼びかけ
次の「女性のライフプランと新NISA」のプログラムでは、新NISAについての720名の調査結果を公表。
「NISAを始めようと思って調べたが、すぐに始められなかった経験(または開始を諦めたこと)はありますか。」の問いに、20代では31.7%の人が「すぐに始められなかった経験がある(または開始を諦めたことがある)」と回答していることがわかった。
そして「NISAをすぐに始められなかった理由はなんですか。」の問いでは、20代で一番多い理由は「損をしないか不安になった」だった。次いで「内容がしっかり理解できなかった」、「手続きが煩雑でわからなかった」という理由が多かった。
NISAに興味を持ちながらも、特に若い世代が、不安を感じて足踏みをしている状態であることに対し、平田氏は「ライフプランアドバイザーを頼ってほしい。もっと気軽に相談に来てほしい」と、ライフプランアドバイザーの存在を強調。
風呂内氏は、「NISAは自分で投資額を決めることができ、怖くない金額で始められる」という魅力を語った。ライフスタイルに合わせて金額設定をすることで、大きな負担を感じることなく投資ができると、NISAの取り組みやすさを参加者に印象づけた。
ライフスタイルに合わせた運用方法を提案!
「タイプ別新NISA活用シミュレーション」のプログラムでは、平田氏が4タイプの女性を例に挙げ、それぞれに合った新NISAの運用方法を解説。
「バリキャリパワーカップル女子」、「家族第一!仕事と家庭両立女子」、「自己投資大好き!ミーハー女子」、「親子で推し活命!友達親子女子」と、4つのタイプ別の女性像が挙げられた。
平田氏は、「家族第一!仕事と家庭両立女子」には、お子さんの児童手当をNISAで管理して運用に回すことを提案した。子育てで忙しいため、自動的な積み立てを設定し、時間をかけない運用方法を推奨。それぞれのタイプ別に詳しい運用方法を提案し、ライフスタイルによって運用方法は大きく変わり、それぞれに合った投資方法があることを紹介した。
「窓口に来たら1時間で口座開設が完了」年内の口座開設がおすすめ
プログラムの最後の「質問コーナー」では、参加者から質問を受け付け、また風呂内氏と平田氏が各テーブルを訪れ、参加者との交流深める時間となった。
「銀行に行ったらその日に開設することが可能か?」という参加者からの質問に、「マイナンバーカードを持ってきていただければ、口座開設まで1時間で完了できる」と平田氏が回答。来年1月からすぐに新NISAを始めるためにも、年内に口座開設をすることを推奨した。
みずほ銀行では、店舗での相談受付、NISA専用ダイヤル、みずほNISAカフェ、休日相談会など、NISAについて相談できる場を多数提供していることを紹介。誰でも気軽に相談できることを改めて強調し、会が締めくくられた。