LifeSphere Clarityで効率化を促進し、Boehringer Ingelheimの医薬品事業における安全性シグナルへのアプローチを刷新
ボストン、, 2024 年 5 月 2 日 /PRNewswire/ -- ライフサイエンス技術のマーケットリーダーでLifeSphere®を開発したArisGlobalは本日、研究主導型の世界的製薬企業Boehringer IngelheimがLifeSphere® Clarity™の革新的な新機能を採用すると発表しました。
LifeSphere Clarity は、従来のシグナル検出が終了したところから処理を開始します。患者の安全性と医薬品の安全性を監視するチームは、ナレッジグラフ、連合グラフ、医療ケースクラスタリング機能を利用し、安全性に関連する事象の「理由」をより深く把握し、より効率的で標準化されたリスク管理を促進する高度な機能を利用できるようになります。
Boehringer Ingelheimの患者安全性チームは、オンプレミスの高度なシグナル検出技術を開発しました。ArisGlobalは2023年にこの技術を買収し、製品の開発を続けてきました。特に注目すべきは、LifeSphere Clarityという名前でクラウド化したことです。特に有害事象データのサイズと複雑さが増している現在、LifeSphere Clarityは、医療機関が安全性シグナルが下流に及ぼす影響をより効果的に評価し、大幅な効率向上を実現できるようにします。これにより、すでに定評のあるArisGlobalのLifeSphere Signal & Risk Managementソリューションはさらに真価を発揮します。
LifeSphere Signalsエコシステムのロードマップは、これを基に作られる予定です。システムには、プロアクティブなシグナル検出が実装され、ArisGlobalのコグニティブコンピューティングエンジンLifeSphere® NavaX™を搭載したリアルワールドデータ(RWD)が活用されます。これにより、高度なAIと生成AI(GenAI)機能への道が切り開かれます。
LifeSphere Clarityは、インテリジェントな自動化により、柔軟性と拡張性の高い強力なクラウドベースのソリューションを提供します。このソリューションを利用すると、次のことが可能になります。
- 可能性のある原因経路を自動化することで、シグナルのスクリーニング/検証時に効率的な連続症例評価を実施します。
- 直感的に把握できるデータ可視化ツールを利用し、集計レポートを簡単に作成することで、信頼性が高く、追跡可能な洞察をデータから引き出します。
- シグナルのノイズを識別することで、安全性モニタリングおよびリスク-ベネフィット評価の精度と効率を高めます。
Boehringer Ingelheimの患者安全性および医薬品安全性監視担当上級副社長、Robert Buchberger博士は、次のように述べています。「Boehringer Ingelheimで開発された独自のシグナル技術のイノベーションを私たちは誇りに思っています。喜ばしいことに、このソリューションが業界全体に利益をもたらすことになるわけです。先進的な技術と、その技術がもともと持っている柔軟性を活用することで、私たちは安全性データ分析で常に一歩先を進み、世代を超えて人々の生活を変えるという当社の中核となる使命を果たしています。」
ArisGlobalのCIO兼研究開発部門のグローバル統括、Ann-Marie Orange氏は、次のように述べています。「LifeSphereロードマップの中心となる教義は、顧客、そして最終的には患者に直接的かつ具体的な利益をもたらすために、最も先進的で実績のある技術を導入することです。Clarityの構想については、Boehringer Ingelheimと緊密に共同作業を進めました。LifeSphereエコシステム内で、最適化したクラウドソリューションを通じ、ナレッジグラフの力を活用しています。それにより、リソースに対するプレッシャーが強まる中、安全性チーム内で進化を続けるニーズを満たすことが可能になりました。LifeSphereの幅広いポートフォリオと同様に、Clarityは、バイオ製薬企業が高度で効率的なリスク管理を通じて、必要不可欠な研究開発プロセスを迅速化し、より多くのものを患者に提供できるよう支援します。」
Boehringer Ingelheimについて
Boehringer Ingelheimは、現在だけでなく将来の世代も対象に人々の生活を変える画期的な治療薬の開発に取り組んでいます。同社は、業界をリードする研究主導型のバイオ医薬品企業として、医療ニーズが高いものの解決策がまだ実現していない分野にイノベーションを起こすことで価値を創造します。1885年の創業以来、同族経営を続けているBoehringer Ingelheimは、長期的かつ持続可能な視点を取り入れています。53,000人を超える従業員が、ヒト用医薬品と動物用医薬品の2つの事業部門で、130以上の市場にサービスを提供しています。
ArisGlobalについて
ArisGlobalはLifeSphereの生みの親であり、世界規模の患者治療技術ソリューションのマーケットリーダーです。同社の生み出すソリューションにより、多くのライフサイエンス企業がこれまでにない方法で画期的な技術を開発し、新製品を市場に投入しています。現在、世界中で500社を超える製薬企業およびバイオテクノロジー企業(トップ10製薬ブランドの90%)が、ArisGlobalの研究開発およびコンプライアンス向けオープンプラットフォーム、LifeSphereを活用しています。ArisGlobalは米国本社を拠点に、欧州、インド、日本、中国に支社を置いています。最新情報については、LinkedInでArisGlobalをフォローしてください。または、www.arisglobal.comをご覧ください。
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