この春、原宿・表参道エリアの中心に開業し、東京で今、最注目の新スポットとなっている商業施設「ハラカド」。その館内でゴールデンウィーク期間中の4月29日から5月5日まで、サントリー「伊右衛門」のリニューアルを記念した展示・体験イベント「『原宿と濃い人生。』展」が開催中。ここでは開催初日に行われたプレス内覧会の様子を交え、同展の概要をレポートしよう。
原宿の作り手となった“レジェンド”たちの姿を通して、ディープな街の文化を見つめる
俳優の堺雅人、古川琴音出演のテレビCMでもおなじみ、新しくなった「伊右衛門」。今回のリニューアルで大刷新された本商品は、伊右衛門史上最高レベルになった緑茶の濃さを売りとしている。一方で、東京・原宿は、戦後から若者ファッションの発信地として息づいてきた街であり、古くは竹の子族や裏原系、そして現代のKAWAII(カワイイ)へと、濃い文化とそのキーパーソンを生み出してきた街でもある。
そんな「濃さ」を共通点に、今話題の新スポット・東急プラザ原宿「ハラカド」を会場として企画された本展では、原宿カルチャーの作り手となってきた人たちの「濃い人生」を切り取ったポートレートを展示。総勢17名の姿で、クールでかわいい原宿という街の「濃さ」を感じることができる。
ポートレートに登場しているのは、アパレルブランド「BOUNTY HUNTER(バウンティーハンター)」のHIKARU、「MILK/MILKBOY」ディレクターの大川ひとみ、インディアンアクセサリーショップ「goro’s」スタッフのミト、フォトグラファー・ジャーナリストのシトウレイ、きゃりーぱみゅぱみゅらが所属するアソビシステム代表取締役の中川悠介、そして“原宿の母”こと菅野鈴子ら、原宿を拠点としてきた多士済々な面々。
原宿の街の一角で、モノクロの重厚さ(≒濃さ)で撮影されたポートレートには、「謙虚に素直に、圧倒的ナンバーワンを」(西森友弥/MR.BROTHERS CUT CLUB代表)、「本当に面白いものはSNSで見つからない」(村越雄大/blackmeansスタッフ)など、それぞれの濃い人生を物語るキーワードと本人たちの含蓄ある言葉が添えられている。
業種も世代も異なる彼らは、一度は原宿カルチャーに親しんだことかある人ならば、きっと誰か一人は心に“刺さる”プレーヤーたちだ。そうした人を通して原宿の街を見つめる本展は、家族や恋人、あるいは仲間と一緒に訪れて、自分がハマった原宿カルチャーを語り合える機会にもなるだろう。
自分も「濃い人生」の一員になれる無料ポートレート撮影も
本展は見るだけが楽しみではない。実は同じ階にある撮影スタジオで、展示作品と同じような「濃い人生」風ポートレートが無料で体験できるのだ。
この体験は、本格的な機材とライティングでプロカメラマンが撮影したポートレートを本展のポスタービジュアルと同じ「原宿と濃い人生。」のタイトルと名前を載せた特別フレームで仕上げてくれるというもの。ペアやグループでの撮影もOKで、完成した撮影データはSNSなどで拡散可能だ。プロの撮影を“タダ”で体験できるという、ちょっとお得な機会といえる(撮影は予約不可の先着順。参加希望者が多い場合は整理券を配布)。
なお、会場のKIOSKブースでは、本展限定の特別タブロイド紙とともに新しく生まれ変わった伊右衛門を一人一本サンプリング配布。暑くなり始めた今の時季、散策中の一服にぴったりな伊右衛門でちょっとリフレッシュし、ゴールデンウィークの思い出をさらに“濃い”ものにしてはいかがだろう。
「『原宿と濃い人生。』展」は、4月29日から5月5日まで東京・原宿の東急プラザ原宿「ハラカド」で開催中。
【「原宿と濃い人生。」展】
会場:東急プラザ原宿「ハラカド」3F
開催期間:2024年4月29日(月)〜5月5日(日)
開催時間:〈展示〉12:00〜21:00、〈ポートレート撮影〉12:00〜17:00
入場:無料