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  • 滋賀県が県立高校での『いじめ重大事態』公表 毎日のように暴力・財布から現金抜き取られ 教委は「早期発見できず指導が遅れた」

  • 2024/03/24 07:00 公開  TREND NEWS CASTER
  • 滋賀県教育委員会は、県立高校での「いじめ重大事態」の調査結果を公表した。

    毎日のように暴力

    滋賀県教委によると、高校2年生の男子生徒が、1年生のときから高2の9月まで、同級生2人に毎日のように暴力を受けていた。

    また、被害生徒が2年生になると、同じ2人の加害生徒から約5か月間、週に計4本程度のジュースをおごらされていた。

    (画像:イメージ)

    さらに、加害生徒は、被害生徒の財布から現金を抜き取った。

    その結果、被害生徒は高校を30日以上欠席。

    周囲も発見できず

    なぜこのようないじめが、継続的に行われていたかについては、

    • 被害生徒がおとなしい性格で優しい生徒だった
    • 教師や周囲の生徒は、被害生徒も加害生徒も仲の良い友達だと思っていた
    • アンケートでは被害生徒やクラスの同級生から、いじめをうかがわせる記載がなかった

    こういったことが重なり、早期発見できず、指導が遅れたとしている。

    SOSの出し方

    今後については、

    ・生徒が日頃起こっていることを話せる、教員との信頼関係を構築するように努める

    ・いじめについて、生徒に理解させ、自分たちにもいじめを解決できる力があると、認識できる指導を実践

    ・自分の気持ちに気づいたり、言語化したりすることが苦手な生徒もいるため、SOSの出し方についての教育に取り組む

    などと、滋賀県教委が宣言した。

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