- DeepL Voiceは、同社初のリアルタイム音声翻訳ソリューションであり、2つのモデルで提供開始
- 同社初の旗艦イベント「DeepL Dialogues」にて発表
ケルン, 2024年11月14日 /PRNewswire/ -- 言語AIの世界的な先進企業であるDeepL(本社:ドイツ連邦共和国ケルン市、CEO:ヤロスワフ・クテロフスキー、以下DeepL)は本日、同社初となる音声翻訳ソリューション「DeepL Voice」の提供開始を発表しました。本ソリューション では、「Voice for Meetings」と「Voice for Conversations」という2つのモデルが提供されます。DeepL Voiceは、複数の異なる言語間でのオンライン会議、あるいは対面での会話のリアルタイム翻訳を実現させるものです。
DeepL Voice for Meetings DeepLの創業者兼CEOのヤロスワフ ・クテロフスキーは、次のように述べています。「DeepLが広く知られている品質と安全性を、リアルタイムの音声翻訳で実現することは、当社のビジネスにとって新たな挑戦でしたが、こうして最初の製品をお披露目できる日が迎えられたことを大変嬉しく思います。2017年の創業以来培ってきた専門知識と言語モデルを基に、私たちはベータプログラムを通してお客様と緊密に連携し、企業が直面する現実の課題を解決するソリューションを提供できるよう尽力してきました」
さらに、クテロフスキーは、次のようにも述べています。「DeepLはすでに文書翻訳の分野では業界リーダーではありますが、リアルタイムでの音声翻訳については状況が異なります。音声翻訳では、不完全な入力や発音の問題、さらに遅延など、さまざまな問題に対処する必要があり、それらがすべてが不正確な翻訳やユーザー体験の低下につながる可能性をはらんでいます。これらは、誤解につながる可能性が潜む人間同士の会話でも頻繁に直面する課題です。当社では、これらの問題を初期段階から考慮したソリューションを構築しました。これにより、企業は必要に応じて複数の言語でコミュニケーションを取ることができ、言語の壁を打破できるようになります」
DeepL Voiceは、音声翻訳への同社初の進出であり、2つの強力な製品により、DeepLの業界をリードする翻訳品質の提供とセキュリティ対策が音声コミュニケーションにもたらされます。
- DeepL Voice for Meetings:このツールはバーチャル会議における言語の障壁を取り除きます。すべての会議参加者が、自身が好む言語で発言ができます。他の会議参加者は翻訳されたキャプションをリアルタイムで受信することで、各自が母国語で参加し、コミュニケーションを取ることができます。これにより、明確なコミュニケーションで相互の関わりが強まり、今までにないコミュニケーションを実現します。
- DeepL Voice for Conversations:このツールはモバイルデバイスで利用でき、1対1の対面会話の音声を聞き取って翻訳されたキャプションを表示し、言語を越えた会話を可能にします。便利な2つの表示モードが用意され、1つのデバイスで各自が簡単に翻訳を追うことが可能です。
DeepL Voiceは、DeepLの言語AIプラットフォームを通じて利用できる強力な言語およびコミュニケーションツールとして、製品ラインナップを拡充するものです。DeepLは、翻訳精度と安全性の高さから、世界10万社以上の企業や政府機関から信頼されています。DeepLが定評を得ているビジネス用途に求められる高い品質と精度を確保するために、この新しい音声技術は、さまざまなアクセントや環境を考慮した、多様なデータセットで訓練されたAIモデルを搭載しています。
発表時点では以下の言語で音声入力が利用でき、今後対応言語を拡大していきます。対応言語: 英語、ドイツ語、日本語、韓国語、スウェーデン語、オランダ語、フランス語、トルコ語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語。なお、翻訳されるキャプションは、DeepL翻訳がサポートする33の言語すべてで利用できます。
DeepL Voiceは、2024年11月13日(水)にドイツ・ベルリンで開催されたDeepL初の旗艦イベント「DeepL Dialogues」のハイライトとして発表されました。参加者はデモンストレーションで実際の動作を確認し、ベータ版のユーザーの話に耳を傾け、このソリューションがビジネスコミュニケーションにおいて、言語の壁をどのように取り払うことができるかを実感することができました。
「DeepL Dialogues」に登壇し、DeepL Voiceベータ版ユーザーである、Brioche Pasquierの国際化コーディネーターであるクリスティーン・オーブリー(Christine Aubry)は、次のように述べています。「DeepL Voiceを導入する前は、当社のプロジェクトへの海外拠点の巻き込みが主な課題でした。DeepL Voice for Meetingsの導入により、当チームに一体感が生まれ、拠点間のギャップを解消し、コラボレーションとチームワークが促進されました。私は、会議で1つの言語しかサポートしていない他のツールをいくつか試してたことがありますが、DeepL Voiceのようなツールにはなかなか出会うことができませんでした。DeepL Voiceは、私がこれまで使った中で最も完成度の高いツールです」
DeepL Voiceのローンチは、DeepLにとって技術革新と成長の1年を締めくくるものです。今年前半のDeepL Write Proのローンチ、用語集機能のアップデート、GPT-4、Google、Microsoftを上回る翻訳品質の次世代大規模言語モデル(LLM)を発表しました。また、DeepLは最近、Forbes Cloud 100にも選出され、5月には著名な後期投資会社であるIndex Venturesが主導し、20億ドルの評価額で3億ドルの追加資金調達を実施しました。
DeepLについて
DeepLは、世界中のビジネスにおける言語の障壁を取り除くことを使命としています。DeepLの言語AIプラットフォームは、228のグローバル市場で10万社以上の企業、政府機関、その他の組織と数百万人の個人から信頼を得ており、テキストと音声の自然な翻訳と、人間が行ったような文章の推敲を実現しています。企業のセキュリティを念頭に置いて設計され、言語向けに特別にチューニングされたDeepLのAIソリューションを世界中の企業が活用し、ビジネスコミュニケーションの変革、市場の拡大、生産性の向上を実現しています。CEOのヤロスワフ"ヤレック"・クテロフスキーによって2017年に設立されたDeepLは、現在1,000人以上の情熱的な従業員を擁し、Benchmark、IVP、Index Venturesを含む世界的に有名な投資家の支援を受けています。
写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2555589/V2_meetings_iPad_screenshot.jpg
ロゴ - https://mma.prnasia.com/media2/2447716/DeepL_Logo.jpg