「しまえるお風呂」が登場！ LIXILが新発想の浴室空間を発表

LIXILが、従来の常識を覆す新しい浴室空間「bathtope（バストープ）」を11月26日に発売することを発表した。この革新的な製品は、布製の浴槽を使用し、使わないときはコンパクトに収納できるという画期的なデザインが特徴だ。

布製浴槽で空間を有効活用

bathtopeの最大の特徴は、布でできた取り外し可能な浴槽。この浴槽は、使用時にお湯を溜めて入浴でき、使わないときは畳んで収納できる。これにより、一つの空間をシャワールームとバスルームの両方として活用することが可能になった。限られた居住空間を効率的に使いたい人々にとって、魅力的な選択肢となりそうだ。

環境とウェルビーングを意識した設計

この製品開発にあたり、変化するライフスタイルや環境への意識の高まりを考慮したという。bathtopeは、コンパクトでフレキシブルな設計により、空間の有効活用と地球環境への配慮を両立させている。また、fabric bath（布製浴槽）特有の軽やかな素材感と洗練されたデザインは、使用者に新たなリラックス体験を提供する狙いがある。

bathtopeは、10月18日から27日まで開催される「DESIGNART TOKYO 2024」で初お披露目される予定。同イベントでは、製品概要や開発経緯の紹介に加え、専門家を交えたトークセッションも行われる。ここでは、「未来の暮らしを創造するイノベーション」をテーマに議論が交わされるという。

LIXILは今回のbathtope発売を、水まわり・タイル事業100周年を迎える同社の次の100年を創造する第一歩と位置づけている。今後も新技術や革新的アイデアを活かした製品開発を続け、快適な住まいの実現に貢献していく方針だ。