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  • テリヤキの元祖、モスバーガーが放つ超自信作「新とびきり 謹製 とろったま照りやき ~北海道チーズ~」を発売

  • 2024/05/17 10:00 公開  舌肥
  • モスバーガーを展開するモスフードサービスは、プレミアム価格帯商品として提供する新とびきりシリーズの最新作「新とびきり 謹製 とろったま照りやき 〜北海道チーズ〜」を、5月22日に全国のモスバーガー店舗で発売。それに先立ち、5月16日に新商品発表会・試食会が行われた。ここでは絶好調の同シリーズの新作、そして“テリヤキバーガーの元祖”であるモスバーガーが放つ超自信作として、注目度が高い本商品の魅力をひと足早く味わった感想とともにお伝えしよう。

    絶好調の新とびきりバーガー!第2弾は「豪華版テリヤキ」

    国産牛100%パティを使用したプレミアム価格帯商品として今年3月に発売され、わずか1ヶ月で販売数215万食を突破したという新とびきりシリーズ。5月22日から7月中旬までの期間限定で発売される今回の最新作「新とびきり 謹製 とろったま照りやき 〜北海道チーズ〜」は、2種類の味噌を使いニンニクやカツオの風味を効かせ、高知の生姜ペーストや青森のりんご果汁、熊本の赤酒などの国産食材で濃厚さを極めた「謹製照りやきソース」が大きな特徴の豪華版テリヤキバーガーだ。

    「新とびきり 謹製 とろったま照りやき 〜北海道チーズ〜」(690円)

    発表会の中で商品説明を行った同社上席執行役員で商品本部長の安藤芳徳氏は、まずはじめに「私の知る限り、これまでにモスバーガーが2回続けて同じシリーズの商品でキャンペーンを行ったことはないのですが、今の新とびきりバーガーが記録的に好評ということで、早く名前を覚えていただきたいという思いも込め、今回も引き続き本シリーズをベースにした商品展開に至りました」と述べ、ここまでの新とびきりシリーズに対する手応えや本作の企画意図について語った。

    モスバーガーから始まった和風の味、テリヤキバーガー

    続いて、同社とテリヤキバーガーの深い繋がりについてふれた安藤氏。

    モスフードサービス 上席執行役員・商品本部長の安藤芳徳氏

    今ではハンバーガーの定番として当たり前になったテリヤキバーガーだが、日本のハンバーガーチェーンで初めて販売したのはモスバーガーだ。今から昭和48年(1973)の5月に東京・成増の同社1号店で売り出されたのが、その“元祖”である。

    日本人の味覚に合う和風バーガーとして売り出された元祖テリヤキバーガーだったが、当初は「照り焼き=魚料理」というイメージも邪魔をして、販売に苦戦していたそうだ。しかし、そんな風向きを変えたのが、当時の女子高校生だった。新しいものを取り入れることに抵抗のない彼女たちの「おいしい」という口コミによって徐々に認知が拡大。安藤氏によると「女子高校生たちに頼まれて、ある学園祭に50個ほど無償提供したこともあった」といい、若者たちの声がテリヤキバーガーが今の地位に至る流れを作った。

    テリヤキバーガーの歴史について語る安藤氏

    そうした歴史にちなんで同社では発売50周年を迎えた昨年から5月15日を「テリヤキバーガーの日」と定め、今回のキャンペーンでは発売時のエピソードに絡めた企画を展開。5月21日にモスバーガー成増店で高校生を対象とした「新とびきり 謹製 とろったま照りやき 〜北海道チーズ〜」の無料試食会を行うほか、創業当時のチラシを再現したレトロチラシの配布も行うという。

    なお「モスのテリヤキはモスが超える」をキャッチフレーズにした本作も、伝統のテリヤキバーガーのDNAを活かしながら、それぞれの具材をグレードアップ。そうしたストーリーに思いを寄せながら、例えば親子などで通常のテリヤキバーガーと今回の新商品を注文し、味の違いを比べてみるというのもひとつの楽しみ方だろう。

    “元祖”テリヤキバーガーのモスが放つ超自信作。その味は?

    さて、ここからは少しムードを変えて、お待ちかねの試食タイムといこう。

    会場では「新とびきり 謹製 とろったま照りやき 〜北海道チーズ〜」のほか、同じく5月22日から期間限定で発売される「はちみつレモン ジンジャーエール〈瀬戸内産レモン0.3%〉」と、2種の「ひんやりドルチェ」が出席者に提供された。豪華に染まったトレーを前にして、自ずとテンションは爆上がり。

    そして和の香りが食欲そそるバーガーのバンズをめくってみると、そこには“とろったま”こと綺麗な半熟風たまごがひょこっと顔を出す。

    正直なところ、実は「『新とびきり 謹製 とろったま照りやき 〜北海道チーズ〜』とは、ちょっと長い名前だな」と思っていたのだが、ひと口頬張ってみると何となくその理由が分かった気がした。

    まず、国産牛100%のパティは、肉の旨味をしっかりと感じさせながらも柔らかくしつこさのない口当たり。そこに2種の味噌をベースとした謹製照りやきソースが加わり、濃厚な味わいを生む。

    ただ、そこだけがメインかといえばそうではない。通常のテリヤキバーガーにはない半熟風たまごとチーズが、まるで将棋の飛車角のように強力な個性を発揮してくるのだ。

    通常のテリヤキバーガーではマヨネーズのポジションである半熟風たまごは、噛むと中からとろとろの黄身があふれ出し、全体にまろやかさをもたらす、“もうひとつのソース”に変わる。

    「はちみつレモン ジンジャーエール〈瀬戸内産レモン0.3%〉」(Sサイズ290円〜)とともに、9月中旬まで限定販売されるドリンク「まるごと!レモンのジンジャーエールwithはちみつレモンソース」はフレッシュレモンがたっぷり。

    一方でチーズは、北海道産のゴーダチーズ、チェダーチーズ、パルメザンチーズをブレンドしたもの。和のテリヤキバーガーにあって、洋のチーズというのは一見して相反する存在に感じるが、ハンバーガーというフォーマット上で見事なマッチングを果たし、濃厚なコクをプラスしている。

    そしてバンズとともに濃厚さの受け皿となっているのが、モス自慢のレタスだ。通常のテリヤキバーガーと同じシャキシャキレタスは味のバランスを取るだけでなく、何より「モスのテリヤキを食べている」という安定感を与えてくれる。

    つまり、パティ、チーズ、タマゴ、ソース、そしてレタスというそれぞれのパーツが主役といっていい役割を果たしていて、最初は長いと感じたネーミングも、きっとモスのこだわりをとことん投入した、開発チームの自信があふれ出した結果なのだと。そういうことを十分に納得させる味わいだった。

    新発売の「ひんやりドルチェ 葛トロピカル 〜パイン&マンゴー〜」と、昨年の好評を受けて再発売の「ひんやりドルチェ 葛ベリー 〜いちご&ブルーベリー〜」(各260円/5個入りBOX1300円)は、葛アイスを使った夏らしいスイーツ。ともに9月中旬まで限定販売。

    今回の新商品の販売数について「250万食を目指したい」と高い目標を掲げた安藤氏。その強気の設定もテリヤキバーガーの元祖であるモスバーガーの自信とプライドの表れといえる。

    新とびきりシリーズの最新作「謹製 とろったま照りやき〜北海道チーズ〜」は5月22日から7月中旬まで全国のモスバーガー店舗で販売。モスの国産食材へのこだわりが満ちた逸品で初夏の元気をチャージしよう!

    【モスバーガー公式サイト】
    https://www.mos.jp/

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