• 社会
  • 【創建】 「災害被災神社再建・復興プロジェクト」 第4社『清神社(せいのじんじゃ)』地鎮祭を実施 (7月17日/福島県双葉郡)

  • 2021/07/19 14:00 公開  編集部
  • 株式会社創建(本社:大阪市中央区、代表取締役会長:吉村 孝文)と、創建グループ内の株式会社木の城たいせつ(本社:北海道夕張郡、代表取締役社長:吉村 直巳)は、災害にあった寺社仏閣を無償で建築寄贈する「災害被災神社再建・復興プロジェクト」を2018年より行ってまいりました。このたび、その第4社として、東日本大震災により甚大な被害をうけた、福島県双葉郡楢葉町の「清神社(せいのじんじゃ)」の本殿を建築するに向け、2021年7月17日(土)に地鎮祭を執り行いました。

    【創建】 「災害被災神社再建・復興プロジェクト」 第4社『清神社(せいのじんじゃ)』地鎮祭を実施 (7月17日/福島県双葉郡)
    当日の地鎮祭の模様

     

    東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で再建が困難な福島県内の神社の中で、今回神社を再建させていただくことになった「清神社」は、震災時に100戸あった氏子が震災後、原子力災害によりいつ戻れるかわからない状態が続き、大半の方は別の場所に移転。現在では10戸に減少してしまっていました。

    残った総代、氏子たちにはこの神社が子どもの頃からの心のよりどころであったので、神社が再建しない限りは心も復興しない、と再建を決意。宮司を突き動かし、津波で床上まで浸水して4年半の避難生活で立ち入れなかった朽ち果てる寸前だった神社を自分たちで解体し、神社再建の準備を始めました。ところが、地元の建設業者に建立を依頼するも予算が合わず、解体してから3年半が経過―。

    しかし、震災前のように春の神事や夏の櫓踊りなど地域の人々で賑わっていたころを取り戻したいと、福島神社庁に相談したことから、当社が福島神社庁から話をいただき、その強い想いに応えるため神社を無償で再建・寄贈する「災害被災神社再建・地域振興プロジェクト」の第4社として「清神社」再建に取り組むこととしました。

     

    ■清神社
    ・建築地   :福島県双葉郡楢葉町大字前原字付念田16-2番地
    ・敷地面積  :1,033.01m2(312.48坪)
    ・本殿建築面積:53.66m2(16.23坪)
    ・本殿延床面積:45.96m2(213.89坪)
    ・様式    :神明造

    【創建】 「災害被災神社再建・復興プロジェクト」 第4社『清神社(せいのじんじゃ)』地鎮祭を実施 (7月17日/福島県双葉郡)
    震災直後の清神社1

    【創建】 「災害被災神社再建・復興プロジェクト」 第4社『清神社(せいのじんじゃ)』地鎮祭を実施 (7月17日/福島県双葉郡)
    震災直後の清神社2

     

    ■清神社 工事行程
    ・2021年7月17日(土) 12時~ 地鎮祭、着工
    ・同年10月 上棟祭
    ・同年12月 完成、竣工祭

    【創建】 「災害被災神社再建・復興プロジェクト」 第4社『清神社(せいのじんじゃ)』地鎮祭を実施 (7月17日/福島県双葉郡)
    清神社完成予想図

     

    <災害被災神社再建・復興プロジェクトについて>
    災害にあった寺社仏閣を無償で建築寄贈する「災害被災神社再建・復興プロジェクト」は、2018年より活動を行っています。本プロジェクト実行委員会は、創建グループ(株式会社創建、株式会社木の城たいせつ、他)、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会と再建対象神社の3者で構成されています。これまでに、熊本地震で倒壊した熊本県西原村の白山姫神社(2018年)、東日本大震災で被災した福島県浪江町の諏訪神社(2019年)、東日本大震災で被災した宮城県名取市にある閖上湊神社(2020年)の無償再建を手掛けてきました。

新着